この番組の本編はテレ東BIZでご覧いただけます。(入会月無料)
https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/gaia/vod/post_228446?
utm_source=youtube&utm_medium=meta&utm_campaign=2mingaia_210604
日本人の2人に1人がかかる「がん」。新型コロナの影響でがん検診の受診率は下がっているが、早期発見できれば、治る可能性も高くなる。その鍵となる“がんを見つけ出す技術”がいま、驚きの進化を遂げている。AIを駆使し、内視鏡の画像から人間の目では見逃しやすい難しいがんを瞬時に見つけだすシステムや、涙1滴で乳がんを見つける検査まで登場。いずれも世界初となる新技術の確立に挑むのは医師や大学教授たちだ。しかし、そこには多くの壁や難題が…
◆AIの目で「“がんの見逃し”ゼロ!」現役医師が開発するハイテクシステム
大腸がんなどの検査でおなじみの“内視鏡”。医師は、スコープの映像や画像を頼りにがんを見つけていくが、小さな病変は肉眼では見つけにくい上、検査枚数が膨大になることから、見落としが問題になることも少なくない。開業医として、これまで2万例を超える内視鏡検査を行ってきた医師の多田智裕さん(49歳)。4年前、がんの見逃しをなくしたいと「AIメディカルサービス」というベンチャーを立ち上げた。AI(人工知能)を駆使して、膨大な検査画像から、どんな小さな病変でも見つけ出すシステムを作ろうというのだ。「医者自らが欲しい、使いやすいと思うシステムにしたい」と意気込む。挑むのは初期に判定が難しく、見逃し率も高い「胃がん」と「食道がん」だ。現役の医師の挑戦に、全国のがん専門施設も協力。16万を超える画像データをAIに学習させた。そして去年、まずは「胃がん」を見分けるAIシステムが完成した。医師は怪しいと思った画像でスイッチを押すと、AIががんの可能性があるかないかを判断し、その確率や場所まで教えてくれる。画像1枚あたりにかかる時間は、わずか0.02秒。内視鏡検査の権威からもお墨付きを得て、来年の実用化に向けて大きく前進した。多田さんが次に挑むのは胃がんよりもさらに発見が難しい「食道がん」。今回は、検査中の内視鏡の映像を常時AIがチェック。がんの可能性が高い箇所を自動で教えてくれるという新しいシステムに挑戦する。さっそく実用化に向けて研究を開始したが、肝心の精度が上がらない。食道がんは胃がんなどに比べて患者数が少なく、AIに学習させる量が減ることが原因だ。医者でもある多田さん、どう乗り切るのか。そして、紆余曲折を乗り越えて今年5月、ついに新しいシステムが実証実験に臨むことになった。
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#がん#早期発見#多田智裕#AIメディカルサービス#AI#ガイアの夜明け
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日本人の2人に1人がかかる「がん」。新型コロナの影響でがん検診の受診率は下がっているが、早期発見できれば、治る可能性も高くなる。その鍵となる“がんを見つけ出す技術”がいま、驚きの進化を遂げている。AIを駆使し、内視鏡の画像から人間の目では見逃しやすい難しいがんを瞬時に見つけだすシステムや、涙1滴で乳がんを見つける検査まで登場。いずれも世界初となる新技術の確立に挑むのは医師や大学教授たちだ。しかし、そこには多くの壁や難題が…
◆AIの目で「“がんの見逃し”ゼロ!」現役医師が開発するハイテクシステム
大腸がんなどの検査でおなじみの“内視鏡”。医師は、スコープの映像や画像を頼りにがんを見つけていくが、小さな病変は肉眼では見つけにくい上、検査枚数が膨大になることから、見落としが問題になることも少なくない。開業医として、これまで2万例を超える内視鏡検査を行ってきた医師の多田智裕さん(49歳)。4年前、がんの見逃しをなくしたいと「AIメディカルサービス」というベンチャーを立ち上げた。AI(人工知能)を駆使して、膨大な検査画像から、どんな小さな病変でも見つけ出すシステムを作ろうというのだ。「医者自らが欲しい、使いやすいと思うシステムにしたい」と意気込む。挑むのは初期に判定が難しく、見逃し率も高い「胃がん」と「食道がん」だ。現役の医師の挑戦に、全国のがん専門施設も協力。16万を超える画像データをAIに学習させた。そして去年、まずは「胃がん」を見分けるAIシステムが完成した。医師は怪しいと思った画像でスイッチを押すと、AIががんの可能性があるかないかを判断し、その確率や場所まで教えてくれる。画像1枚あたりにかかる時間は、わずか0.02秒。内視鏡検査の権威からもお墨付きを得て、来年の実用化に向けて大きく前進した。多田さんが次に挑むのは胃がんよりもさらに発見が難しい「食道がん」。今回は、検査中の内視鏡の映像を常時AIがチェック。がんの可能性が高い箇所を自動で教えてくれるという新しいシステムに挑戦する。さっそく実用化に向けて研究を開始したが、肝心の精度が上がらない。食道がんは胃がんなどに比べて患者数が少なく、AIに学習させる量が減ることが原因だ。医者でもある多田さん、どう乗り切るのか。そして、紆余曲折を乗り越えて今年5月、ついに新しいシステムが実証実験に臨むことになった。
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