「尾身会長」「キックボード」「カップヌードル」などが話題…先週何に“モヤモヤ"した?トレンドワードで振り返る1週間（2021年6月7日）

先週、日本人は何に「モヤモヤ」した？
AIベンチャー「インサイトテック」が運営するサービス「不満買取センター」におよそ55万人の会員が投稿した内容を分析し、１週間を振り返ります。

こちらが、先週、投稿数が急上昇したトレンドワードです。
最も話題となったのは、「尾身会長」。
オリンピック開催に伴う感染リスク拡大に警鐘を鳴らす、
政府の新型コロナ対策分科会の尾身会長は、
オリンピックに関する独自の提言を、
緊急事態宣言の期限を迎える20日までに表明する考えを明らかにしています。
これに対し田村厚生労働大臣は、「参考にするものがあれば取り入れていくが、いずれにしても、自主的な研究成果の発表だ」とコメント。
「記者からの質問は全部尾身さんに答えさせるくせに、自分たちの政策に合わない時は部外者よわばり。尾身さんが不憫で仕方がない」
などと、田村厚生労働大臣の発言に批判が集中しました。
インサイトテックは、
「『専門家の意見を聞きながら判断する』というこれまでの政府のスタンスさえも自己否定しかねない状況になっていて、政府と国民の間に大きな溝が生まれている」
とコメントしています。

そのほか、「キックボード」がトレンド入り。
最近、街で目にすることが増えた、電動キックボード。
東京都内ではこの春から、公道での安全性を確かめるための実証実験が始まっています。
一方、大阪市中央区では、電動キックボードによるひき逃げ容疑で
運転手が逮捕されたとのニュースが。
「信号待ちの車の間を縫うように走ってて本当に危ない。
規制を厳しくした方がいいと思う」
などと、安全面を危惧する声が急増しています。
安全性と利便性をどう両立するか、今後の制度設計の課題となっています。

また、「カップヌードル」がトレンドに。
日清食品は、「カップヌードル」で、
ふたを留めるシールを廃止すると発表しました。
これによって、プラスチックの使用量を年間33トン削減できると見込むとのこと。
かわりに、開け口を二つに増やし、その開け口を折り曲げてふたを留めます。
「便利な物を排除しないで欲しい。
待ってる間にペロリと蓋が開きそう」
といった意見もありますが、歓迎する意見が多数。
６月から順次、一部を除いたレギュラーサイズの商品で切り替えを進め、
ビッグサイズについても今後、廃止を検討するということです。

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