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航空機のラバトリー(化粧室)や食事を保管するギャレーなど航空機全般に関わる技術力! ジャムコ【知られざるガリバー】

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航空機の内装品製造メーカー「ジャムコ」。
ラバトリー(化粧室)や食事を保管するギャレー、シート、エンジン部品、さらには整備事業まで航空機全般に関わっています。

航空機には高い安全性が必要不可欠。「頑丈で燃えにくく、コンパクトながら使いやすい」そんなラバトリーが必要とされます。

それを可能にする秘密が、世界シェア50%を誇る、“ハニカムパネル”。メインの壁部分に使われ、強くて燃えにくい、特殊な紙でできた芯材を六角形にして強化プラスチックで挟み、強度と軽量化を実現。また、樹脂を含侵させて難燃性も向上させました。

年商640億円、従業員数2692人、国内に6カ所、海外に4カ所の拠点を持っています。1955年、設立当初は、飛行機の製造を行っていました。しかし、会社の再編により大きな業務転換を経て、機内食を保管するギャレー製造をきっかけに、大型機用のさまざまな内装品の開発・製造をスタートさせました。

現在は、JAXAと最新ラバトリーを共同開発。
ラバトリーの大きさは変えず、車椅子を利用する人が介助者と一緒に入れるように、多目的室とトイレの間の壁を移動させることで、バリアフリーのラバトリーにすることを可能にしました。
さらに、2024年4月に設立されたバーチャルスタジオでは、VRを使用した実寸大でのラバトリー試験を実施しています。

誰もが使いやすいラバトリーをつくることが、持続可能な社会の実現につながります。
「困難を楽しもう」ジャムコが目指す、モノづくりの真髄に迫ります。

ナレーター:渡辺真理
リポーター:田丸萌夕希

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