アメリカの3月の消費者物価指数は1年前と比べて5%上昇しましたが、伸び率は9カ月連続で縮小しました。3月は前年比、前月比ともに市場予想を下回りました。前年比のプラス5.0%は、およそ2年ぶりの低水準です。伸びを押し下げた要因がエネルギー価格の下落です。特にガソリン価格は、1年前と比べて17.4%のマイナスとなりました。一方、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は前年比で5.6%上昇しました。伸び率は、2月の5.5%からわずかに加速しています。また、コア指数をモノとサービスに分けると、サービス価格の上昇率は7.1%と、モノのインフレ率を大幅に上回っています。
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