日銀が大規模金融緩和策の維持を決定（2023年1月18日）

日銀はきょうの金融政策決定会合で、大規模な金融緩和策の維持を決めました。

黒田総裁「日本銀行は10年物国債金利について、0.5％の利回りでの指し値オペを毎営業日実施しておりまして、経済合理性の観点からは、0.5％を超える利回りでの取引が継続的に行われることはないと考えられる。長期金利の変動幅をさらに拡大する必要があるとは考えていない。」

日銀は先月、長期金利の変動幅を、「プラスマイナス0.5％程度」に変更していていますが、再びの修正は見送りました。日銀の発表前、一時0.510％を付けていた長期金利は日銀の発表後、急速に低下し、一時、0.360％を付ける場面もありました。また日銀は、国債利回りを押し下げるために、銀行など金融機関に一定の金利で資金を供給し、国債の購入を促すことを決めました。日銀の大規模な国債の買い入れで、債券市場の機能低下が進む中、日銀が直接国債を買わなくても国債利回りの低下を促せるようにする狙いです。日銀の発表前、128円台で推移していたドル円が一時、131円台まで円安が加速したことなどを受けて、きょうの東京株式市場で日経平均株価は650円以上、値上がりしました。

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