IMF=国際通貨基金は25日、最新の世界経済見通しを発表し、2023年の世界全体の成長率を3.0%に上方修正しました。実質成長率3.0%は、4月時点の予想から0.2ポイントの引き上げとなります。来年の成長率も3.0%で、こちらは据え置きました。アメリカやスイスの銀行破たんによる金融不安の懸念が後退したほか、多くの国で、予想以上に消費が伸びました。国別では、アメリカが0.2ポイント、日本は0.1ポイント、上方修正されました。イギリスはエネルギー価格が下落したことで消費や投資の意欲が強まり、マイナス成長の予想から反転しました。一方、IMFはこの先のリスクとして、インフレが高止まりし、世界的に金融引き締めが進む可能性や、中国で、不動産問題が続き、景気回復が遅れる懸念があるとしています。
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