輸入多角化と自給率拡大を　21年度「農業白書」（2022年5月27日）

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政府は27日、2021年度の「農業白書」を閣議決定しました。
白書では新型コロナの感染拡大や、ロシアによるウクライナ侵攻により食料の安定供給に懸念が生じていると強調しました。
2021年の農産物の輸入額は、７兆388億円で、このうち、アメリカが１兆6,411億円、次いで中国が7,112億円となり、上位６ヵ国で輸入割合の６割程度を占めました。
品目別にみると特に、小麦やトウモロコシなどの穀物と牛肉は、上位２ヵ国で８割から９割を依存しています。
白書では、輸入への依存度が高い日本は、輸入相手国の多角化や食料自給率の向上が急務だと指摘した上で、若手農業従事者の参入などの「持続可能な農業構造の実現に向けた取り組みがますます重要」と訴えました。

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