証券トップ 株価見通し３万円台（2023年1月4日）

大手証券のトップは４日、ウクライナ情勢や世界的なインフレなどの状況が改善するとの予測から、2023年の日経平均の高値は３万円を超えるとの見方を示しました。証券会社などの団体が鈴木財務大臣などを招いた懇親会で、野村ホールディングスの奥田健太郎グループＣＥＯは取材に応じ、2023年の株価の見通しについて次のように述べました。

奥田グループＣＥＯ「インフレ等につきましては、徐々に収束あるいはピークアウトというのも見込まれる。３万1,000円を目指して回復してくる」

また、大和証券グループ本社の中田誠司社長も前向きな見方を示しました。

中田社長「景気全体としては緩やかに成長していくと想定している。３万3,000円ぐらいになる可能性は十分にある」

東京証券取引所では、2023年最初の取引となる大発会を迎えました。

清田瞭ＣＥＯ「（卯年の相場格言は）『卯跳ねる』といわれている。この縁起の良い格言にあやかり株式市場も大きく跳躍する年になることを期待したい」

しかし、４日の日経平均株価は、一時400円以上下落しました。世界景気の先行き不透明感と、円高ドル安による企業業績悪化への警戒感が広がりました。

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