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補正予算案の審議どうなる 安住氏「白紙だ」(2022年11月21日)

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寺田総務大臣が辞任し、ひと月に3人の大臣が交代するという、岸田政権にとって大きな痛手となる中、21日から予定されていた第二次補正予算案の審議はどうなるのでしょうか?国会記者会館から、坂井田記者に伝えてもらいます。

坂井田淳記者: 岸田政権としては、政治資金をめぐる問題が相次いで報じられた寺田大臣について「守り切れなくなった」というのが実情です。国会審議への影響も避けられない状況となっています。立憲民主党の安住国会対策委員長は、改めて総理の任命責任を問うとしたうえで、午後に予定されていた補正予算案の審議入りについても「今の段階では白紙だ」と応じない可能性を示しました。こうした中、岸田総理は寺田氏の後任に、現在麻生派に所属し、民主党政権で外務大臣を務めたこともある松本剛明(まつもと・たけあき)氏を起用すると明らかにしました。そのうえで、補正予算案などの成立に向け「最大限の努力をしていきたい」と強調しました。

岸田総理「わたくし自身の任命責任を重く受け止めている。審議促進のために補正予算、あるいは重要法案早期成立のために、全力で最大限の努力をしていきたい。」

「旧統一教会の被害者救済に向けた法案」をめぐる協議が政府と与野党の間で続いている中、補正予算案審議でつまずけば、国会会期の延長をせまられることになり、さらに厳しい政権運営となりそうです。

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