情勢が悪化しているアフリカ北東部スーダンに在留する日本人などの退避に向けた自衛隊の輸送機が23日、待機場所となる周辺国のジブチに到着しました。防衛省によりますと輸送活動に当たる航空自衛隊機3機は23日、自衛隊の海賊対処活動の拠点があり、待機場所となる周辺国のジブチに到着しました。スーダンでは、72時間の停戦期間中も正規軍と民兵組織RSFの戦闘が続いていて、日本政府は現地の情勢を見極めた上で、退避の実現を目指す方針です。こうした中、各国はスーダンからの自国民の退避を進めています。サウジアラビア外務省は、外交官など157人が船でサウジ西部のジッダに退避したと発表しました。また、アメリカ政府も、大使館員と家族などおよそ100人がスーダンから脱出したと発表しました。さらにフランス外務省と国防省は23日、緊急退避作戦を実施するとの声明を出しました。作戦の対象にはヨーロッパ各国や同盟国の国民や外交官も含まれるとしています。
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