金融政策の見通しについて、14日アメリカの地区連銀総裁から発言が相次ぎ、利上げを巡り見方が分かれました。リッチモンド連銀のバーキン総裁は、1月の消費者物価指数について、「ほぼ予想通りの内容だ。インフレは正常化しつつあるが、鈍化のペースは緩やかだ」と述べました。ただ、「インフレはわれわれが望むよりも持続性がありそうだ」と付け加え、今後の金融政策は経済データ次第との考えを示しました。ダラス連銀のローガン総裁は、「従来の予想よりも長期間にわたって利上げを続ける準備をしなければならない」と金融引き締めに積極的な、タカ派の姿勢を示しました。一方で、フィラデルフィア連銀のハーカー総裁は、「利上げはまだ終わっていないが、終わりに近づいている」と述べ、年内には政策金利が十分引き締め的な水準になるとの見通しを示しています。
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