台風10号　各地で記録的大雨に　大分で緊急安全確保　東海道新幹線は東京―名古屋間で終日運休

台風10号は九州北部を横断し四国方面に向かっています。台風周辺や台風から離れた地域でも記録的な大雨となり、大分県では、「緊急安全確保」が発令されています。こちらは、午前9時半ごろの東京・多摩川の様子です。普段は道となっている所まで川の水位が上昇していることが分かります。気象庁によりますと、宮崎県えびの市で72時間で降った雨の量がおよそ900ミリに達したほか、台風から遠く離れた東京都八王子市でも6時間に降った雨の量がおよそ200ミリとなり観測史上最も多くなりました。大分県の由布市の一部地域や国東市では、5段階の警戒レベルで最も高い緊急安全確保が発令されました。台風はこの後四国付近へ進み、9月1日午前中に近畿付近で熱帯低気圧に変わる見込みです。今後は東海と長崎県以外の九州北部と山口県、四国、近畿で線状降水帯が発生する恐れがあります。31日朝までに予想される雨の量は多い所で、四国で400ミリ、東海で300ミリなどとなっています。気象庁は厳重に警戒するよう呼び掛けています。では最新の交通情報です。まずは新幹線です。運転を見合わせていた東海道新幹線は名古屋―新大阪間で午前10時から運転を開始しました。東京―名古屋間では、終日運転を取りやめます。山陽新幹線は広島―博多間で九州新幹線は全線で終日、計画運休しています。あすは東海道新幹線が三島―名古屋間で終日運転を取りやめ、東京―三島間と名古屋―新大阪間は大幅に本数を減らして運転する方針です。運転を開始する時刻は決まっていません。空の便は、午前10時半現在、全日空と日本航空の九州や中国地方などを発着する633便が欠航しています。

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