ウクライナ軍の総司令官は、ロシアが2014年に併合したウクライナ南部・クリミア半島にあるロシア軍基地で起きた爆発について、ウクライナがミサイル攻撃したと認めました。クリミア半島のロシア軍航空基地では、先月9日に爆発が起き、戦闘爆撃機などが破壊されました。ウクライナ側はこれまで攻撃を公式に認めていませんでしたが、ウクライナの国営通信は7日、軍の総司令官が、基地にミサイル攻撃したことを認めたと報じました。また、総司令官は、ロシアがウクライナ南部のザポリージャ原発を軍事拠点にし、原子力の安全を無視していると非難するとともに、戦術核を使用する危険性を指摘しました。一方、ロシアのプーチン大統領は、ウラジオストクで開催している国際会議「東方経済フォーラム」で演説し、ウクライナ侵攻は、親ロシア派の市民を助けるためだったとして改めて正当化しました。また、ザポリージャ原発へ砲撃が相次いでいることについて、ウクライナ側からのものであることは「明らかだ」と述べました。
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