3月に行われたFOMC=連邦公開市場委員会の議事要旨が6日公表されました。多くの参加者が今後の会合で「0.5ポイントの利上げを1度または複数回行うことが適切」との認識を示していたことが分かりました。議事要旨によりますと、多くの参加者はインフレ率が高止まり、またはさらに悪化する場合、今後の会合で「0.5ポイントの利上げを1度または複数回行うことが適切だ」との認識を示していました。会合参加者は、「早ければ5月の会合でバランスシートの縮小のプロセスを始めるのが適切」と指摘しました。また国債とMBS=住宅ローン担保証券を合わせて月950億ドルを上限に縮小することでもおおむね一致しました。多くの参加者が3月の会合で0.5ポイントの利上げが好ましいとしていましたが、数人の参加者がロシアによるウクライナ侵攻で短期的に不確実性が高まったことを理由に0.25ポイントの利上げが適切と判断したということです。
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