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米FOMC 利上げペース減速 0.5ポイント【モーサテ】(2022年12月15日)

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FRBは14日、FOMC=連邦公開市場委員会を開き、政策金利を0.5ポイント引き上げることを決めました。利上げ幅は、これまでの0.75ポイントから縮小し、今年3月から始まった一連の利上げで初めてペースを減速させました。今回の決定で、政策金利の誘導目標は4.25%から4.50%の間に引き上げられました。パウエル議長は利上げペースを減速させた理由について、次のように述べました。
パウエル議長「10月と11月のインフレ率のデータは、毎月の物価上昇ペースが鈍化していることを示し、歓迎できる/金融引き締めの累積効果が、経済やインフレ率に与える時間差を考慮し、0.5ポイントの利上げを決めた」
ただ、パウエル議長は、「インフレ率が持続的に低下していると確信するには、さらに多くの証拠が必要だ」とも付け加えました。また、FOMC参加者による政策金利見通しの中央値では、焦点となっていた2023年末の水準を5.1%とし、前回9月時点の4.6%から引き上げました。2024年末の水準は4.1%としています。パウエル議長は政策金利の到達点の見通しについて、「再び引き上げることがないとは、自信をもって言えない」と言及しました。声明文では、今後の見通しについて「継続的な利上げが適切になるだろう」との文言を維持しました。一方、金融引き締めの継続で経済の減速が見込まれるため、2023年末の失業率は4.6%と、前回時点から引き上げました。

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