ヨーロッパの主要国の首脳が17日、ウクライナとロシアの停戦に向けて団結して対応することを確認するため、パリで緊急会合を開きました。一方、アメリカとロシアも停戦に向けた協議の準備を進めています。ヨーロッパ首脳の会合は、フランスのマクロン大統領の呼びかけで開催され、イギリスのスターマー首相やヨーロッパ委員会のフォンデアライエン委員長らが出席しました。開催の背景には、ウクライナ和平に向けた交渉がアメリカとロシアの2カ国の主導で進むことへの警戒感があり、改めてヨーロッパが足並みをそろえて対応することを示す狙いがあります。ロシアの脅威を念頭にウクライナへの財政支援の在り方などについて話し合われたということです。また、フランスのマクロン大統領がこの首脳会談の前にアメリカのトランプ大統領と電話で会談したことが明らかになっています。一方、アメリカとロシアによる交渉ですが、アメリカのルビオ国務長官がロシア側との協議に向け、サウジアラビアのリヤドに到着したほか、ロシアからはラブロフ外相が現地入りしました。両者は18日に協議を行う予定で、トランプ大統領とプーチン大統領による首脳会談の日程などを話し合うとみられます。
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