俳優の松田龍平さんが8日、東京都内で行われた「第87回キネマ旬報ベスト・テン」(キネマ旬報社主催)の授賞式に登場。「舟を編む」で主演男優賞を受賞した松田さんは「自分でもぎ取った感じがしなくて、気づいたらいただいていた......」と恐縮しながらあいさつしたが、司会者から同映画賞で「新人賞をとるとその後、賞がとれない」というジンクスを初めて破ったと聞かされ、「やってやったぞ!」と照れながら喜んだ。
松田さんは、1999年に映画「御法度」(大島渚監督)でデビューした際に、キネマ旬報の新人賞を受賞している。松田さんは、新人賞当時について聞かれると「覚えてない......」と困惑しつつ、ジンクス破りを聞いて笑顔を見せた。主演男優賞の受賞は「僕をキャスティングしてくれた方、スタッフ、キャストのみなさんのお陰で、この場所に立てている。そう思います」と感謝の言葉を述べた。「とても静かな辞書を作る映画ですが、撮影現場はエキサイティングだった。監督に僕のやれることをぶつけさせていただいた。(石井裕也)監督も、二つ賞(日本映画監督賞と読者選出日本映画監督賞)をとって、これ以上うれしいことはないです」と語った。
映画「舟を編む」は、2012年の本屋大賞を受賞し、発行部数70万部を突破した三浦しをんさんのベストセラー小説が原作。主人公の玄武書房に勤める馬締光也(松田さん)が辞書編集部に異動し、個性的な編集者と新しい辞書を作るために奮闘する姿を描く。宮崎あおいさんやオダギリジョーさん、八千草薫さん、小林薫さんらも出演した。
「キネマ旬報ベスト・テン」は、米アカデミー賞より1回多いという長い歴史を誇る老舗の映画賞。今回は2013年公開の映画を対象に同誌ののべ126人の選考委員が選出した。日本映画作品賞には、森崎東監督の「ペコロスの母に会いに行く」が選ばれたほか、真木よう子さんが「さよなら渓谷」「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」「そして父になる」で主演女優賞を受賞した。
このほか、日本映画脚本賞は「共喰い」の荒井晴彦さん、助演男優賞は「凶悪」「そして父になる」のリリー・フランキーさん、助演女優賞は「共喰い」「はじまりのみち」の田中裕子さんが受賞した。新人女優賞は「舟を編む」「シャニダールの花」などに出演した黒木華さん、新人男優賞は「少年H」に出演した吉岡竜輝さんが13歳の最年少で受賞した。
松田さんは、1999年に映画「御法度」(大島渚監督)でデビューした際に、キネマ旬報の新人賞を受賞している。松田さんは、新人賞当時について聞かれると「覚えてない......」と困惑しつつ、ジンクス破りを聞いて笑顔を見せた。主演男優賞の受賞は「僕をキャスティングしてくれた方、スタッフ、キャストのみなさんのお陰で、この場所に立てている。そう思います」と感謝の言葉を述べた。「とても静かな辞書を作る映画ですが、撮影現場はエキサイティングだった。監督に僕のやれることをぶつけさせていただいた。(石井裕也)監督も、二つ賞(日本映画監督賞と読者選出日本映画監督賞)をとって、これ以上うれしいことはないです」と語った。
映画「舟を編む」は、2012年の本屋大賞を受賞し、発行部数70万部を突破した三浦しをんさんのベストセラー小説が原作。主人公の玄武書房に勤める馬締光也(松田さん)が辞書編集部に異動し、個性的な編集者と新しい辞書を作るために奮闘する姿を描く。宮崎あおいさんやオダギリジョーさん、八千草薫さん、小林薫さんらも出演した。
「キネマ旬報ベスト・テン」は、米アカデミー賞より1回多いという長い歴史を誇る老舗の映画賞。今回は2013年公開の映画を対象に同誌ののべ126人の選考委員が選出した。日本映画作品賞には、森崎東監督の「ペコロスの母に会いに行く」が選ばれたほか、真木よう子さんが「さよなら渓谷」「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」「そして父になる」で主演女優賞を受賞した。
このほか、日本映画脚本賞は「共喰い」の荒井晴彦さん、助演男優賞は「凶悪」「そして父になる」のリリー・フランキーさん、助演女優賞は「共喰い」「はじまりのみち」の田中裕子さんが受賞した。新人女優賞は「舟を編む」「シャニダールの花」などに出演した黒木華さん、新人男優賞は「少年H」に出演した吉岡竜輝さんが13歳の最年少で受賞した。
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