日米首脳が公式晩さん会に出席（2024年4月11日）

アメリカを訪問中の岸田総理大臣は、バイデン大統領と会談し、中国を念頭に緊密に連携していくことで一致しました。その後、両首脳は日本時間の11日午前、晩餐会に出席しました。
横堀記者：
ホワイトハウスでの公式晩餐会は、非常に和やかな雰囲気で開かれ、岸田総理があいさつで会場の笑いを誘う場面もありました。晩餐会は現在も続いています。
岸田総理「ここに来る前、私の職員から、私のスピーチが短すぎると不満を漏らす人は一人もいないと言われた。これは良いアドバイスでしょう。だから私はスピーチを短くします。」
春や桜をテーマに装飾された会場で開かれた公式晩餐会には、日本の人気音楽ユニット「YOASOBI」のメンバーもゲストとして招待されました。夕食の後には、サイモン＆ガーファンクルのメンバーとして活躍したポール・サイモンさんが、会場で楽曲を披露しました。一方、晩餐会に先立って開かれた日米首脳会談では、両首脳が安全保障や経済など幅広い分野での連携強化を確認し、覇権主義的な動きを強める中国に対し、日米が緊密に連携する方針で一致しました。
岸田総理「同盟国である米国と強固な信頼関係のもと、中国に対して大国としての責任を果たしていくよう働きかけてまいります。」
経済分野では、半導体やAI＝人工知能など先端技術分野について、研究開発に向けた協力を促進させる方針が確認されました。また、宇宙分野をめぐっては、アメリカが主導する「アルテミス計画」で2人の日本人宇宙飛行士を月面着陸させる方針が示されました。早ければ2028年が目標で、実現すれば、アメリカ人以外では日本人が初めて月面に降り立つことになる見通しです。岸田総理は、日本時間の12日、アメリカ議会で演説する予定で、その後、日本とアメリカにフィリピンを加えた3カ国の首脳による会談に出席し、対中国を念頭にした連携を確認する見通しです。

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