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岸田総理 国連総会で安保理改革訴え(2022年9月21日)

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ニューヨークを訪れている岸田総理大臣は、日本の総理としては、対面形式では3年ぶりとなる、国連総会の一般討論演説に臨みました。国連本部前から、坂井田記者に伝えてもらいます。

【総理同行・坂井田記者】
岸田総理の演説は、ウクライナ侵攻をめぐり、国連安全保障理事会の常任理事国であるロシアが拒否権を使ったことで、安保理が十分に機能しなかったことを念頭に、改革の必要性を強く訴えました。

【岸田総理】
「信頼を回復するために、われわれ国連加盟国が行動しなければならない」「安全保障理事会の改革に向けて、文言ベースの交渉を開始する時だ」

【総理同行・坂井田記者】
この「文言ベース」という言葉、分かりにくいのですが、これは過去の演説よりも踏み込んだ表現で、安保理改革について「より具体的な交渉に入っていくべき」と提案する表現となっています。また、日本が来年1月から、安保理の非常任理事国となることについて、岸田総理は、「大きな声だけでなく、小さな声にも真摯に耳を傾けたい」と抱負を述べました。岸田総理が、自らの強みとする「聞く力」を外交の場でもアピールした形ですが、最も訴えたかったはずの、安保理改革の具体策にはこの演説では触れず、岸田総理らしい「曖昧さ」も残りました。

#岸田 #国連 #演説 #一般討論 #総会 #常任理事国

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