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宇宙から帰還!全固体リチウムイオン電池の実証装置解体に密着 / 民間企業と共同開発。宇宙探査イノベーションハブ研究リポート

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宇宙での充放電実証を世界で初めて成功させ地球に帰還した全固体リチウムイオン電池(JAXA・日立造船株式会社が共同開発)の実証装置「Space As-LiB」解体に密着しました(2024年6月27日)

≪全固体リチウムイオン電池 概要≫
 今回の実証装置は2022年2月、ISS国際宇宙ステーションに打ち上げられ「きぼう」日本実験棟の船外実験プラットフォームに設置された「船外小型ペイロード支援装置(SPySE)」に取り付け、全固体リチウムイオン電池の充放電実証を実施。同年3月5日に世界で初めて充放電が可能であることを確認、2023年12月に地球に帰還しました。
※プレスリリース ≪JAXAと日立造船との共同研究 世界初、宇宙での全固体リチウムイオン電池の充放電機能を確認≫
https://www.jaxa.jp/press/2022/08/20220805-1_j.html

 搭載された電池は宇宙探査イノベーションハブの研究提案公募(RFP)の枠組みの下、2016年からJAXAと日立造船株式会社が共同開発を始めた全固体リチウムイオン電池で、-40℃~120℃という広い温度範囲で使用可能。安全性が高く、破裂発火のリスクが極めて小さいため、温度差の激しい、真空で放射線に晒される宇宙環境で利用する設備の小型・軽量化や低消費電力化に寄与することが可能です。

 将来的な全固体リチウムイオン電池の用途としては月面に設置する観測機器や、小型のローバ、更に大容量化を実現した後には本格的な大型のローバなどの宇宙機での使用が期待されます。地上での用途では、従来の電池では適用が難しかった高温、低温や真空環境下にある産業装置、高温滅菌を要する医療機器やその他各種機器への展開を検討しています。

(インタビュー)
◆JAXA宇宙探査イノベーションハブ 研究開発員
・ 宮澤 優
◆日立造船株式会社 開発本部 電池事業推進室 室長
・ 西浦 崇介

◆宇宙探査イノベーションハブ
https://www.ihub-tansa.jaxa.jp/
◆宇宙探査イノベーションハブ 協同研究一覧
https://www.ihub-tansa.jaxa.jp/introduction/joint_studies.html


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#JAXA #宇宙 #航空 #宇宙探査 #宇宙開発
Category
ドキュメンタリー - Documentary
Tags
JAXA, 宇宙探査, 宇宙開発
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