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南海トラフ臨時情報受け総理外遊中止 鉄道は太平洋側の一部区間で減速運転

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宮崎県で震度6弱の揺れを観測した地震で、気象庁が南海トラフ地震臨時情報を発表したことを受けて、岸田総理大臣は、予定していた外国訪問を取りやめました。また、一部の鉄道が減速して運転するなど、夏休みの足にも影響が出ています。
岸田総理「危機管理の最高責任者である内閣総理大臣として1週間程度は国内にとどまり政府の対応や情報発信に万全を期すべきと判断した」
岸田総理は記者会見でこのように述べ、9日から予定していた中央アジア、モンゴル歴訪を取りやめて、国内で警戒に当たると表明しました。気象庁は8日、南海トラフ沖で大規模地震が発生する可能性が普段よりも高まっているとして、南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」を発表しました。最大規模の地震が発生した場合、関東から九州にかけて強い揺れが、また関東から沖縄にかけての太平洋沿岸では高い津波が想定され、1週間程度注意が必要です。このためJR東海は、東海道新幹線の三島駅と三河安城駅の間の上下線で、速度を落として運転しています。ほかの鉄道各社も、一部区間で速度を落とすなどの対応を発表しています。一方、総務省消防庁によりますと、午後2時時点で、この地震によるけが人は宮崎、鹿児島、熊本の3県で14人に上るということです。

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