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南海トラフ地震臨時情報から一夜 東海道新幹線は一部区間で減速 宮崎など各地で生活に影響

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8日宮崎県で発生した地震で気象庁が発表した南海トラフ地震臨時情報を受けて、東海道新幹線は一部区間を減速して運転するなど、夏休みの足に影響が出ています。8日夕方に起きた日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震で、震度6弱を記録した宮崎県日南市の道路では、巨大な岩が落下し歩道をふさぎました。震度5強の揺れを観測した鹿児島県大崎町では、木造2階建ての住宅が倒壊しました。また、弁当などを作るこちらの店は、お盆に向けて準備をしていましたが、地震で厨房に卵が散乱するなどして、仕事ができない状態となりました。
店の主人「この状態ではもう(弁当は)作れないと思う。(お盆の)予約いただいている客に迷惑かけるのでキャンセル申し上げる」
鹿児島県志布志市では、港近くの崖ののり面が高さおよそ50メートルにわたって崩れ、40世帯余りに避難指示が出されました。
近所の住民「居酒屋を経営しているので(きのうは)家族でみんな泊まった。すごいですね。ここまで落ちるとは思わなかった」
気象庁は、「巨大地震注意」とする南海トラフ地震臨時情報を初めて発表し、今後1週間程度、関東から九州にかけて強い揺れが、また関東から沖縄にかけての太平洋沿岸で、高い津波が想定されるとして、注意を呼びかけました。これを受けてJR東海は、東海道新幹線の三島駅と三河安城駅の間の上下線で、速度を落として運転しています。少なくとも10分以上の遅れが出る見込みで、1週間ほど続ける方針です。JR九州は、地震の影響で宮崎と鹿児島県を走る在来線で、本数を減らして運転しています。

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