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処理水放出 地元の理解見通し立たず(2022年8月21日)

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来年春にも予定する福島第1原発の処理水の海洋放出をめぐって西村経済産業大臣が福島を訪れ、漁業関係者らと会談しました。
しかし放出への理解が得られる見通しは全く立っていません。

野崎会長「われわれは反対を続けていく立ち位置を堅持していきたい。」
福島県漁連の野崎会長は、福島原発の処理水の海洋放出について、改めて反対の立場を表明しました。
海洋放出をめぐっては、去年4月に政府が方針を決定し、原子力規制委員会が先月、計画を認可しています。
一方で、政府と東京電力は「関係者の理解なしに、いかなる処分もしない」と明示していて、漁業関係者らの理解が得られるかが焦点となっています。
西村大臣は、漁業関係者らの理解を得ることを重視する意向を強調し、放出時期を来年春から遅らせることも視野に入れ、地元対応に注力するととしています。

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