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バイデン大統領が大統領選から撤退表明 後継にハリス副大統領を支持

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11月のアメリカ大統領選挙で再選を目指した、民主党のバイデン大統領は21日、選挙戦から撤退し、後継候補としてハリス副大統領への全面的な支持を表明しました。最新の情報についてワシントン支局の中村記者の中継です。
中村記者:
再選を狙う現職の大統領が撤退に追い込まれたのは、まさに56年ぶりと極めて異例です。民主党の支持者からはバイデン大統領の決断を評価する声が聞かれました。
民主党支持者「決断してくれて嬉しく思う。ハリス氏が民主党の候補になるのは賛成だ」「民主党にはまだ挽回する時間がある。反トランプの人々もたくさんいる」
また、バイデン氏の選挙戦継続へ懸念を示していたオバマ元大統領は声明で、バイデン氏の撤退について、「自らの利益よりもアメリカ国民の利益を優先させた歴史的な例だ」としています。バイデン氏は21日、自らのSNSで「再選を目指したが、身を引き、大統領として残りの任期を全うすることがわが党と国の利益にかなうものと信じている」とし、ハリス副大統領を自らの後継候補として支持すると明らかにしました。一方、トランプ前大統領はさっそく、「バイデン氏はわが国の歴史上、間違いなく最悪の大統領だ」とSNSに投稿。CNNテレビの取材には「ハリス氏は、バイデン氏よりも倒しやすいだろう」と述べ、攻勢を強めています。こうしたなか、ハリス氏が大統領候補となった場合の副大統領候補の選定も水面下で始まっています。選挙戦の結果を左右する激戦州として知られる、ノースカロライナ州のクーパー知事やペンシルベニア州のシャピロ知事など数人が候補として取りざたされています。民主党としては、トランプ氏に出遅れる選挙活動をどのように巻き返していくかが課題です。

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