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「渋谷暴動」大坂被告 無罪主張(2022年10月25日)

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51年前、東京・渋谷で発生したいわゆる「渋谷暴動事件」で警察官を殺害した罪などに問われている「中核派」のメンバー、大坂正明被告。25日、東京地裁で初公判が開かれました。冒頭、起訴内容について問われると「私は5つの罪名で起訴されていますが、全ての容疑について、その事実はありません。したがって、無実であり無罪です」と起訴内容を否認しました。大坂被告は、1971年11月、東京・渋谷で沖縄返還協定に反対するデモに参加し警備にあたっていた警察官を火炎瓶などで襲って殺害した罪などに問われています。事件後、逃亡を続けていた大坂被告。逮捕されたのはおよそ46年後の2017年でした。大坂被告は裁判で「私は46年間の長きにわたり、指名手配を受け続け、家族にも会えない生活を強いられました。そして、今、51年前の事件について裁かれるという前代未聞の裁判の当事者という立場を強いられています」などと主張しました。検察側は冒頭陳述で、大坂被告が無抵抗の警察官を鉄パイプなどで殴打し、「殺せ殺せ」と叫んでいたと指摘しました。一方弁護側は、大坂被告が殺害現場を走って通過しただけで、「一切関与していない」とし、「完全に無実無罪である」と主張しました。発生から半世紀が経ってから初公判が開かれた異例の裁判。明確な物証がない中で、目撃者の供述の信用性が争点となります。裁判は26日も開かれ、2023年3月まで22回開かれる予定です。
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ニュース - News
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