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“皮肉”連発!中国がデモ巡りアメリカを痛烈批判を繰り返すワケ 原因はトランプ大統領の“二枚舌”!?

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アメリカ・ミネソタ州で黒人男性が白人の警官に首を押さえつけられ窒息死した事件をめぐり中国政府は今、ここぞとばかりにアメリカに対して皮肉めいた痛烈なコメントを連発しています。
5月30日には報道官トップが公式ツイッターで、香港の扱いを巡り中国共産党に立ち向かうよう呼び掛けたアメリカ国務省報道官のメッセージに対して、デモのスローガンとなっている“I can't breathe”と投稿。
報道局長が正面から反論せずに、皮肉めいた一言だけで批判するのは極めて異例です。
また中国の政府系メディアは警察がデモ隊を制圧する様子を「暴力的な法執行」などと批判するなど連日、大々的に報道しています。
その一連でキーワードのひとつとなっているのが「ダブルスタンダード」です。
2019年香港では「逃亡犯条例」をめぐりデモ隊と警官隊が激しく衝突し、複数の死者が出るまでの事態となっている時トランプ大統領は「香港の件は人道的に解決して欲しい」や「『デモ隊とともに座ったら15分もあれば解決するに違いない』と習国家主席に言った」などと発言。
一方、今回のデモについてトランプ大統領は「彼らは平和的なデモ隊ではない。国内テロ行為だ」や「暴動と略奪を阻止し破壊行為を終わらせるため民間や軍など連邦政府の人員を動員している」などと発言しています。
中国政府はこうしたトランプ政権の姿勢は「ダブルスタンダード」だとして、ここぞとばかりにアメリカ批判を繰り返しています。
さらに中国共産党の司法・検察・公安などを担当する当局は公式のSNSで、写真と文章でアメリカの人種差別の歴史を紹介し「アメリカ式人権」と揶揄。過去に何度も黒人差別にからんだ暴動が起きたと指摘しています。
人種差別が根強く残り、黒人に対する警察官による暴力事件が頻繁に問題となるアメリカ。
しかし一方で、中国も香港やウイグル、チベットなどをめぐる人権問題で国際社会からの糾弾がいまもなお続いています。

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