アメリカのFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長は14日、インフレ率の動向を見極めるため、政策金利は当面の間、現在の水準で維持する考えを示しました。オランダで開かれたイベントに出席したパウエル議長は、1月から3月のインフレ率が「予想以上に高かった」として、「引き締め的な金融政策がその役割を果たすのを忍耐強く待つ必要がある」と強調しました。今後の見通しについては、「月次ベースのインフレ率は2023年のような低い伸びに戻ると予想しているが、確信の度合いは以前ほど高くない」と付け加えています。ただ、現時点のデータを踏まえると、「次の政策変更が利上げの可能性は低い」と述べ、従来の考えを繰り返しました。
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