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EU「ワクチン特許放棄は問題解決しない」、WHOは中国ワクチン初承認(2021年5月8日)

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EU=ヨーロッパ連合のフォンデアライエン委員長は7日、新型コロナウイルスワクチンの特許の一時放棄について、「短期、中期的には問題を解決しない」と強調しました。
フォンデアライエン委員長は、7日開かれたEUの非公式首脳会議の後このように述べ、アメリカが支持を表明したワクチンの特許の一時放棄について、効果を疑問視しました。
その上で、ワクチンを輸出することや、生産能力を増強することがより重要だと訴えました。
一方、WHO=世界保健機関のテドロス事務局長は、特許の放棄について、「前例のない危機には前例のない行動が必要だ」として、各国が同調するよう呼び掛けました。
こうした中、WHOは、中国の製薬大手「シノファーム」の新型コロナワクチンの緊急使用を承認しました。
欧米以外で開発されたワクチンをWHOが承認するのは初めてで、ワクチン共同調達の国際枠組み「COVAX」を通じた途上国などへの供給も可能となります。

#新型コロナウイルス#ワクチン#EU#WHO#テドロス事務局長#シノファーム#コバックス
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