アメリカの1月から3月期の実質GDP=国内総生産の速報値は、前の期と比べて、年率換算で1.6%のプラスにとどまり、大幅な成長減速となりました。伸び率は、7四半期連続のプラスとなったものの、前の期の3.4%から大きく減速し、市場予想も下回りました。GDPのおよそ7割を占める個人消費が2.5%の増加と、伸びが鈍化し、全体の減速につながりました。一方で住宅投資は堅調で、13.9%のプラスと大幅な伸びとなりました。企業の設備投資は2.9%のプラスでした。また、FRBが注視するPCE=個人消費支出物価指数の、食品とエネルギーを除いたコア指数は、3.7%のプラスで、前の期から伸びが加速しました。
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