OPEC=石油輸出国機構の加盟国とロシアなど非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」は4日、ウィーンで閣僚級会合を開き、協調減産の枠組みを2024年末まで延長することで合意しました。OPECプラスは声明で、協調減産に加わる国々の2024年の生産量を合計で日量4,046万バレルに設定したと発表しました。ロシアやナイジェリア、アンゴラの割り当てを減らす一方、生産余力のあるUAE=アラブ首長国連邦は引き上げました。現在、日量200万バレルとしている減産量より日量140万バレル程度減ります。国際指標の北海ブレント原油先物は1バレル76ドル台と、世界景気減速への懸念から4月の高値より1割以上安くなっています。下落基調にある原油価格を下支えする姿勢を示した形です。
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