沖縄県の宮古島周辺で陸上自衛隊のヘリコプターが行方不明となった事故で、自衛隊は、「飽和潜水」と呼ばれる特殊技術を活用した捜索活動の再開に向け、準備を進めています。防衛省などによりますと、飽和潜水は、海上自衛隊の潜水艦救難艦「ちはや」のダイバーが担っています。きのうは、ダイバーが乗り込んだ装置が海に投入されましたが、機材の不具合があり、海中での活動は実施しませんでした。「飽和潜水士」は、深い海での水圧に耐えて長時間作業できる、海上自衛隊の専門のダイバーです。ダイバーの活動が再開できれば、自衛隊は、これまでの捜索で水深およそ100メートルの海底で発見された、ヘリの機体とみられるものと、複数の人らしき姿の確認作業を急ぐ方針です。
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