ECB理事会のメンバーであるオランダ中央銀行のクノット総裁は8日、ユーロ圏各国の金利上昇が経済の回復に影響を及ぼし始めた場合、ECBが資産を一時的に大量購入する可能性もあると述べました。CNBCテレビとのインタビューで述べたもので、ECBが新型コロナの感染拡大を受け導入した資産購入プログラムの実施予定を前倒しすることで金利上昇を抑制できるとしています。その一方で、クノット氏とオーストリア中央銀行のホルツマン総裁はそれぞれ、ユーロ圏の経済回復が今年後半に加速するとして、資産購入プログラムを第3四半期から縮小し始めるのが望ましいと欧米メディアに語っています。
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