選手村を改修したマンション「晴海フラッグ」への入居が遅れることを巡り、購入者が売り主側に損害賠償を求めた裁判で、東京高裁は購入者側の訴えを退けた一審判決を取り消し、審理を差し戻しました。裁判では東京オリンピック・パラリンピックの延期に伴い「晴海フラッグ」の引き渡しが、当初の予定の今年3月から1年ほど遅れる見込みになり購入者がそれまでに発生する家賃などの支払いを求めています。一審は、引き渡しの予定日が来ていないことなどから、購入者側に訴えを起こす資格がないとしましたが、きょうの判決で東京高裁は、すでに予定日を過ぎていることなどから訴えを起こすことができるとして、審理を東京地裁に差し戻しました。
(購入者)「非常に理不尽だなと感じていたんですけれど、今回の判決で極めて常識的に判断をいただいた」
#晴海フラッグ #選手村 #審理差し戻し
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