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聖火トーチ、再び掲げる日は…

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東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会はこのあと午後6時30分に、新型肺炎の感染拡大防止のためトーチをつなぐ聖火リレーを当面、中止することを発表する見通しです。
大会延期の議論も進む中、トーチ作りに携わった人がその複雑な心境を語りました。

「東京オリンピック2020復興の火点火です。」
東日本大震災の被災地に聖火を展示する
「復興の火」の点火が福島市できょう行われました。
オリンピック関連のイベントが進む中
聖火リレーについては大幅な見直しが。
大会組織委員会は当面、トーチを持ったリレーを取りやめる方針に。
ランタンに聖火を灯し車でイベント会場を回る方法に変更するとしています。
福島の人は…

【福島県人】
「聖火リレーの意味がない。無理やり車で運ぶくらいだったらやらない方がいい。」

「(五輪)延期でいいと思う。ちゃんと準備を整えてからがいいと思う。」

ただ、オリンピックが延期された場合組織委員会はトーチを掲げたリレーの実施を検討しています。

事態の行く末を複雑な思いで見守っている人たちがいます。
愛知県豊川市。
中に入ると…聖火リレーのトーチがずらり。

【新富士バーナー 日置さん】
「聖火トーチの中にあります、燃焼機構の部分をこちらの工場で組み立てている。」
キャンプ用バーナーなどで知られる「新富士バーナー」では、
IOCが延期について検討すると発表したきのうも、トーチを製造していました。
新富士バーナーが開発したのは秒速17メートル以上の強風や
50ミリ以上の大雨でも消えない聖火の炎。
そのために2つの炎を組み合わせる技術を採用しました。

【新富士バーナー 日置さん】
「こちらの赤い炎じたいは800度。よく見える炎。
それに対して内部の燃焼は約1,500度で燃えている。
雨風に強いこちらの方が強い風だとか雨だとかで消えてしまわないように
炎を保つための燃焼機構この二つが合わさって聖火として
雨風につよい状態の炎を保てる。」


赤い炎に青い炎を組み合わせるというアイデアは
雨風に強いキャンプ用のランタンから着想、
100回以上の試作を重ねたといいます。
大会組織委員会から委託されたのは1万本。
日置さんたちはトーチが使われる機会があることを強く願って、
これからもトーチを作り続けます。

【新富士バーナー 日置さん】
「リレーの炎が絶えることなく、最終的な大会の開会式、まで繋がるというのがやはり一番望んでいるし、そのためにトーチが貢献できるように頑張ろうと思います。」
#聖火リレー#トーチ#五輪延期
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ニュース - News
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