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米商業用不動産 不安解消せず 世界で懸念拡大【モーサテ】(2024年2月8日)

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NYCB=ニューヨーク・コミュニティ・バンコープは投資家の不安を解消できていません。アメリカの商業用不動産への懸念は世界に広がっています。格付け大手のムーディーズはアメリカ現地時間の6日夜、NYCBの長期発行体格付けを「投資不適格」に格下げしたと発表しました。預金者の信用を失った場合、大きな流動性圧力にさらされる懸念があるとしています。これを受けNYCBは預金残高に関する情報を公開し、「流動性は潤沢だ」と反論しました。また7日には取締役会で新たな議長を選出し、自己資本を増強するため、ローン資産の売却を進める考えを示しました。一方、ヨーロッパでは不動産融資に特化するドイチェ・ファンドブリーフバンクが損失に備え、貸倒引当金を積み増すと発表しました。「足元の不動産市況は2008年の金融危機以来の危機だ」としています。ドイチェ社は前日に資産に占めるアメリカの商業用不動産ローンの割合の高さが懸念され、社債価格が急落していました。

#NYCB #不動産 #アメリカ #投資不適格

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