アメリカのバイデン政権は8日、半導体の受託生産世界最大手、台湾のTSMCがアリゾナ州で建設する半導体の新工場に、最大66億ドル=およそ1兆円の補助金を支給すると発表しました。TSMCは、補助金に加え、最大50億ドル=およそ7,500億円の融資も受けられます。TSMCは現在、2つの工場を建設中ですが、今回の発表に合わせて第3工場の建設も明らかにしました。第2工場では、回路の線の幅が3ナノメートル相当の半導体に加えて、2ナノ相当の最先端半導体も生産します。第3工場では、2ナノか、それよりも微細な半導体を製造する予定です。一連の投資によって、アメリカでは2030年までに世界の最先端半導体のおよそ20%が生産される見通しだということです。
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