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検察側は証拠ねつ造を否定 袴田事件再審で検察側意見陳述(2023年11月20日)

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57年前、静岡県のみそ製造会社専務の一家4人が殺害された事件で、死刑が確定した袴田巌さんの再審=裁判のやり直しで、検察側は、「証拠の捏造は非現実的で実行は不可能」と主張しました。20日の裁判では検察側の意見陳述が行われ、事件から1年以上経ってみそタンクから発見され、有罪の根拠とされた5点の衣類について検出された血液型などから、「犯行着衣として矛盾がないばかりか、推定される犯行態様と整合する」と主張しました。また、再審開始の決め手となった血痕の赤みについては、「1年以上みそ漬けされても血痕の赤みは残りうる」とした上で、「あらかじめ販売ルートと整合する衣類を用意することは困難」などとして、証拠の捏造を否定しました。

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