新型コロナウイルスの新規感染者数がきのう、およそ2ヵ月ぶりに500人台を記録した東京都の小池知事は「まん延防止等重点措置」を政府に要請するための準備に入ると表明しました。そのうえで小池知事は、きょうのモニタリング会議で専門家の意見を踏まえ、速やかに判断していくとしています。これについて菅総理大臣は、「自治体と専門家の意見を伺いながら決定したい」とし、病床の状況などを勘案していくと示しました。また、国立感染症研究所の脇田所長は東京でも変異株の割合が高まっていることから、「対策を迅速に講ずる必要がある」と専門家らで意見が出ていると明らかにしました。一方、新規感染者数が878人ときのう過去最多を記録した大阪では、医療崩壊につながる恐れがあることから、大阪モデルの警戒レベルを最高の「赤信号」に引き上げ、「医療非常事態」宣言を出しました。
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