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日銀 黒田総裁が退任会見 「政策運営は適切だった」(2023年4月7日)

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日銀の黒田東彦総裁があすの任期終了を前に会見を開き、「物価安定の目標の実現に向けて着実に歩みを進めた」と述べ、これまでの大規模金融緩和の成果を改めて強調しました。

黒田総裁「物価安定目標の持続的・安定的な実現に向け、着実に歩みを進めた。これまでの政策運営は適切なものだったと考えている」

日銀の黒田総裁は2013年3月に就任後、2年で2%の物価上昇の達成を掲げ、国債を大量に購入する大規模金融緩和を任期中の10年間にわたり続けてきました。黒田総裁はことし春の労使交渉で企業側の賃上げの回答が、「30年ぶりの高水準だ」とその成果を強調しました。またアメリカで急速な利上げによってシリコンバレーバンクが破綻に至ったことに関連し、日銀が将来利上げに踏み切る出口戦略ついて問われると、「わが国の金融機関は極めて充実した資本基盤と流動性を備えている。金融システムの安定を確保しながら、出口戦略を進めることは十分可能だ」と指摘しました。

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