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岸田総理 中国との対話重視(2023年9月21日)

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ニューヨークを訪問中の岸田総理大臣は、会見で、原発処理水の海洋放出に反発する中国について、「あらゆるレベルで緊密に意思疎通を図っていきたい」と述べ、対話を重視する姿勢を示しました。
岸田総理「日本として主張すべきことは主張し、中国に対し責任ある行動を求めつつ、中国との間ではハイレベルを含め、あらゆるレベルで緊密に意思疎通を図っていきたい。」
岸田総理はこのように中国側との対話姿勢を強調しましたが、習近平国家主席と年内に会談する見通しについては、「何ら決まっていない」と述べました。一方、ロシアについて、岸田総理は、「侵略行為は容認できない」と改めて述べ、ウクライナからの撤退を要求しました。そのうえで、岸田総理が国連演説の際に主張した国連安全保障理事会の常任理事国が持つ拒否権の行使抑制に向けて、「具体的な案を積み上げる努力を行う」と述べました。このほか、衆議院解散については、「先送りできない問題に一意専心に取り組む。いまはそれ以外のことを考えていない」と述べるに留めました。

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