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大林宣彦監督、熱弁も司会・生島ヒロシが“神対応” 「あと30年は映画撮ります」宣言も

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 「第72回毎日映画コンクール」(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の表彰式が2月15日、「ミューザ川崎シンフォニーホール」(川崎市幸区)で開催され、「花筐/HANAGATAMI」で「日本映画大賞」を受賞した大林宣彦監督が出席。あまりの熱弁ぶりで度々持ち時間をオーバーしてしまうことで有名な大林監督だが、この日は司会の生島ヒロシさんが巧みな話術で途中マイクを預かるなど見事な仕切りを見せ、オンタイムでスピーチは終了。表彰式前は「注目は大林監督のスピーチ、前回はしゃべり続けて30分」と戦々恐々としていた生島さんも「これは自画自賛してもいいのではないでしょうか」と満足そうな笑みを見せていた。
 2016年8月に肺がんが判明し、「余命3カ月」と宣告を受けていた大林監督はこの日、車イスを使いつつも、元気な姿を見せていた。祝福に駆けつけた若手女優の矢作穂香さんに「花筐」の撮影前に6キロの減量を命じ、本人は実際に8キロ体重を落としたというエピソードに楽しそうに耳を傾け、「あと30年は映画を撮りますので」と宣言していた。
 「毎日映画コンクール」は、日本で最も長い歴史を持つ映画コンクールの一つ。今回は俳優の菅田将暉さんと韓国の俳優ヤン・イクチュンさんがプロボクサーに扮(ふん)した岸善幸監督の「あゝ、荒野」が「日本映画優秀賞」に選ばれ、「監督賞」は「バンコクナイツ」の富田克也監督、「脚本賞」は「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」の石井裕也監督が受賞した。
 表彰式には、「あゝ、荒野」で「男優主演賞」を受賞した菅田さん、「散歩する侵略者」で女優主演賞を受賞した長澤まさみさん、「三度目の殺人」で男優助演賞を受賞した役所広司さん、「幼な子われらに生まれ」で女優助演賞を受賞した田中麗奈さんらも出席した。
Category
演芸 - Entertainment
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