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国連「最大限の自制と緊張緩和を」 イラン大使館攻撃で緊急会合(2024年4月3日)

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国連の安全保障理事会は2日、シリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館の建物がイスラエルによる攻撃を受けたとされる問題で、緊急会合を開きました。会合で国連のキアリ事務次長補は、外交施設への不可侵や領土の保全は国際法などに基づき尊重されなければならないと指摘し、「すべての関係者に最大限の自制と緊張緩和を求める」と訴えました。イランの代表は、「イスラエルによるテロ攻撃」とした上で、イスラエルを支援するアメリカにも責任があり、中東を不安定化させようとしていると強調しました。また、シリアの代表は3月安保理で採択されたガザ停戦の決議をイスラエルとアメリカが軽視していると批判しました。アメリカのウッド国連次席大使は、アメリカは攻撃に関与していないと再三繰り返し、イランやシリアに、これ以上緊張を激化させないよう求めました。さらに各国からは、イスラエル軍とイスラム組織ハマスのパレスチナ自治区ガザでの戦闘が、中東の広範囲に拡大することを懸念する声が相次ぎました。

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