赤坂御所でのやり取りの様子が記者に公開されました。
両陛下の様子だけでなくやり取りの全文を公開します。
新見多一(皇室担当デスク)×水原恵理(BSテレ東『皇室の窓スペシャル』担当)
掲載に制限字数があるため約1割割愛しています。
そのため語尾や言い回しを変えて調整しています。
■はつらつ清川で
陛下:皆さんにこのような形でお会いすることができたことを大変うれしく思っています。
楽しそうに体を動かされている様子を目にして大変うれしく思いました。
体操して、体を動かしたご感想はどうでした?
藤原さん(はつらつ清川リーダー):すっきりしました。
皇后さま:皆さんとてもよく体が動いたり伸びたりしますね。
陛下:体を動かすのは健康にいいんでしょうね。
藤原さん:健康になりました。
陛下:毎週火曜日週に1回活動されているんですか?
藤原さん:はい。
陛下:県内でも新型コロナウイルス感染症が拡大していますけど、皆様、感染症対策は気をつけていると思いますが、対策はどんなことに気をつけて生活していますか?
藤原さん:2メートル間隔をあけるよう気をつけています。
手洗い、マスクをするようにしています。
皇后さま:コロナのことは皆さん心配でいらっしゃいますか?
藤原さん:はい。
家族やグループで出ると非常に心配です。
早く終息して、家族で肌をすりあわせるような生活ができるといいと思っているんですが、なかなか許されず、大変残念です。
皇后さま:3~5月にかけて活動を休止された間は、やはり皆さん大変寂しくされたのですか?
藤原さん:はい。
会えないのは寂しかったです。
月1回はがきを出して交流していました。
何と言いますか、コロナが早く去ってほしいと思います。
宮内庁総務課長(以下課長):撮影のためにカメラが入ります。
しばしお待ちを。
藤原さん:こちらは本日当番の山田マチエさんです。
山田さん:山田マチエです。
当番は早めに来て、会場の準備をします。
受付で、検温や名簿に記録します。
終了したら、使用した用具と接触した箇所を消毒して後片付けをします。
陛下:いろいろと大変じゃないですか?
山田さん:みんなで協力してやっているので、さほどではありません。
音楽聴きながら体操を続けてきました。
行政の介護予防事業に積極的に参加しました。
5年前から参加して、体力年齢は若くなりました。
山田さん:皆体力が若くて元気です。
楽しく健康作りに励んでいきたい
皇后さま:よろしいですね。
山田さん:はい、幸せです。
陛下:皆さんと体操するのがいちばん楽しい時間でしょうか?
山田さん:待ち遠しいです。
火曜日にここに来ると元気が出ます。
すごく楽しみです。
皇后さま:皆さん、仲がよろしいですね。
山田さん:はい、すごく仲がいいです。
陛下:皆さん、近くにお住まいでしょうか。
山田さん:町内ですが、距離がある方もいます。
私は近い方です。
皇后さま:どうやって通われているんですか?
山田さん:車を動かせる方は車で。
免許を持っていない方は、車に便乗したり、助け合っています。
課長:次の参加者を紹介します。
藤原さん:最高齢の93歳の和田光夫さんです。
和田さん:和田光夫93歳でございます。
歳のせいで耳が少々遠くなりまして、大変不自由しております。
ご迷惑をかけていることもあろうと思います。
88歳の時にお誘いを受け、5年過ぎました。
15分安全運転で本日も会場に到着しました。
会員が笑顔で朝のあいさつを交わし、先ほどの体操を声高らかにすることで、体力向上に努めています。
体力が続く限り、会に出席して、少しでも長生きしようと思っています。
陛下:楽しそうに体操に参加される姿を拝見してうれしく感じました。
体操されていかがですか?ご感想は?
和田さん:体が軽くなりまして、体を動かすのもあまり気にならないです。
皇后さま:とてもお元気そうでいらっしゃいますね。
和田さん:おかげさまで、元気に過ごすことができて、うれしく思います。
皇后さま:お元気そうで、とてもお若く見えますね。
陛下:健康を保つ秘訣は何ですか?
和田さん:やはり運動すること、食事に気をつけること、継続は力なりといいますが、継続することは大切だと思います。
藤原さん:森百合子さんです。
森さん:私は10日に誕生日を迎え81歳になりました。
普段は一人暮らしで、ここに来て皆さんと体操するのが生きがいです。
5年間風邪もひかずに過ごすことができた。
これからも元気で過ごしたいです。
陛下:お元気そうでうれしく思います。
皇后さま:お誕生日おめでとうございます。
良かったですね。
お元気にお誕生日を迎えられて。
陛下:健康の秘訣は?
森さん:自分の範囲でできる体操をやって、毎日30~40分歩いております。
日本赤十字のボランティアのグループに入っております。
きょうも清川町内をめぐる広報車に乗って参りました。
学童の交通指導、車の交通運動に参加しています。
陛下:子供の見守り活動ですね。
とても大切な活動ですね。
皇后さま:赤十字のボランティアはどのようなことをされているのですか?
陛下:7月豪雨の時は本当に大変だったんではないですか?
森さん:一人暮らしはとくに怖いです。
皇后さま:清川町でもだいぶ雨が強かったんですか?
森さん:そうですね。
皇后さま:大変でしたね。
陛下:きょうは本当にありがとうございました。
総務課長:それでは皆さん一言どうぞ。
藤原さん。
藤原さん:本日は私たちはつらつ清川の活動をご覧いただき誠にありがとうございました。
陛下:このような形でお会いして、活動をモニターで見させてくれてありがとうございました。
新型コロナウイルス感染症が拡大していますし、これから寒さも厳しくなってきますので、皆さんくれぐれも体に気をつけてお過ごしください。
皇后さま:「ふるさとおおの」の歌とてもいい歌でした。
体操もとても体によさそうで、一緒に試してみたら良かったかしらと思いました。
■渋谷区シルバー人材センター
課長:新倉さん、聞こえますか?
新倉センター会長:ビデオで椅子の座面張り替えを行っていた芹澤さんです。
皇后さま:こんにちは。
芹澤さん:私は家具を新しい方に長く使っていただくために作業をすることを楽しみにしています。
陛下:先ほどビデオで作業を見せていただきました。
いかがですか?作業されて?
皇后さま:どんなところが難しい?
芹澤さん:どういう風に組み立てているかを考えていくのが楽しいです。
陛下:今までこのような作業をされたこと、なかったと思います。
どのようにそのような技能は身につけていらっしゃったんですか?
芹澤さん:ひとつひとつ教えていただき、相談したり、いい方法を考えたり、インターネットで検索して調べることもあります。
皇后さま:どのようなことで家具のリフォームに関心を持たれたのですか?
芹澤さん:物作りは元来好きで、この年齢になって新しいことを始めたいと思いました。
一から教えていただくことでますます楽しい仕事になった。
皇后さま:家具が見違えるようにきれいになったときの喜びは大きいのではないでしょうか。
芹澤さん:どんな人が使うのか大きな楽しみです。
陛下:お客様とのコミュニケーションは取っておられるのですか?
芹澤さん:こういう方が使ってくれるのかと想像することが楽しみです。
皇后さま:作業はいつも椅子の修理張り替えですか?
芹澤さん:大きな家具は力が及びません。
身近な動かせる家具を担当していることが多いです。
皇后さま:椅子以外も?
芹澤さん:先日はかなり古いテーブルを担当しました。
古さのイメージを残し、どこまで修復するか考えながら作業をすることはとてもうれしいことでした。
渡貫さん:工作班班長渡貫裕と申します。
前職で木工はまったく行っていません。
ここに来て初めてです。
10年になります。
大変技術を持った方から教えていただいたのが参考になりました。
それまで使っていた人の感情、デザインした人の気持ちを大切にして、次に使う人の、満足感を得られるような修理を心がけています。
陛下:こちらで初めて木工にたずさわったと、始められた動機や印象はいかがですか?
渡貫さん:私も物作りが好きで、木工はプライベートで多少していました。
ここで家具の再生をしていると聞いて、申し込みました。
皇后さま:普段は作業でいろいろなことをされるんですか?きょうは色あわせ(色の補修)を見ましたが。
渡貫さん:はい。
戻ってきた家具にはいろいろな不具合があります。
例えばドアならドア、パネルが傷ついていればパネル。
やすりをかけたり作業をいろいろします。
陛下:やはり作業をする上で、いちばん気をつけておられることは?
渡貫さん:刃物を使う機会が多いのでけがをしないことです。
あと家具をデザインした気持ちを考えたいです。
それと次に使う人が不自由なく安全に使えるよう気を遣っています。
皇后さま:いちばん作業で楽しいところ、やりがいは?逆に大変なところは?
渡貫さん:いろいろな作業をします。
自分自身いろいろ考えて作業をします。
経験することでスキルが上がる喜びがあります。
ユーザーがそれを感じてくれればと思います。
皇后さま:展示されていた家具はどれもとてもきれいでしたね。
渡貫さん:新品ではないので、次に違和感なく使えるようにしています。
陛下:新型コロナの感染症が拡大しています。
お仕事にも影響出ているのでしょうか?
渡貫さん:どうしても、閉空間になります。
空気をいかに換気するか、なかなか思ったようには換気といのも難しいです。
皇后さま:普段は何名で作業を?
渡貫さん:多くて3人4人で作業しています。
皇后さま:週何回ですか?
渡貫さん:私は週3回です。
陛下:ありがとう。
内山さん:内山茂久です。
私は65歳で一般企業を退職し、今年で7年目になります。
陛下:シルバー人材センターに来られたきっかけは?
内山さん:渋谷区ニュースを見て、何かやらないと体がなまってしまうので応募しました。
皇后さま:普段はどのようなお仕事をされて?
内山さん:私は事務班で、基本的に販売や展示です。
皇后さま:展示の紹介ありがとうございました。
とてもきれいで、見るのを楽しませていただきました。
陛下:いろんな種類の家具があるんですね?
内山さん:ソファ椅子テーブルいろいろ置いています。
皇后さま:月にいくらぐらいの家具が持ち込まれるのですか?
内山さん:回収でだいたい60です
皇后さま:販売されるのは?
内山さん:販売が月に30から40ぐらいです。
陛下:新型コロナウイルスの影響はありますか?持ち込まれる数や販売の数には影響がありますか?
内山さん:回収に行くときに自宅にお伺いしますが、気になるところがある。
土足で上がれないので、スリッパを用意したり、手袋を用意する。
皇后さま:お客様の数はいかが?
内山さん:だいたい月200人ぐらいです。
皇后さま:コロナの影響で一時減ったと思われますが?
内山さん:4~5月がコロナウイルスでお休みした。
6月から再開しました。
この2ヵ月間は如実の影響があった。
9月は売り上げが落ちました。
陛下:仕事されて生きがいやりがいを感じられるときは?
内山さん:前職はサラリーマンをして仕事はパーツパーツしか分からなかったんです。
ここは規模は小さいが、全体の流れが分かって面白いです。
皇后さま:1つの家具をリフォームするのに平均してどれくらいかかるのですか?
内山さん:だいたい3日かかります。
皇后さま:どうもありがとう。
陛下:どうもありがとう。
#皇室ちょっといい話#皇室#両陛下#行幸啓#オンライン#敬老の日
両陛下の様子だけでなくやり取りの全文を公開します。
新見多一(皇室担当デスク)×水原恵理(BSテレ東『皇室の窓スペシャル』担当)
掲載に制限字数があるため約1割割愛しています。
そのため語尾や言い回しを変えて調整しています。
■はつらつ清川で
陛下:皆さんにこのような形でお会いすることができたことを大変うれしく思っています。
楽しそうに体を動かされている様子を目にして大変うれしく思いました。
体操して、体を動かしたご感想はどうでした?
藤原さん(はつらつ清川リーダー):すっきりしました。
皇后さま:皆さんとてもよく体が動いたり伸びたりしますね。
陛下:体を動かすのは健康にいいんでしょうね。
藤原さん:健康になりました。
陛下:毎週火曜日週に1回活動されているんですか?
藤原さん:はい。
陛下:県内でも新型コロナウイルス感染症が拡大していますけど、皆様、感染症対策は気をつけていると思いますが、対策はどんなことに気をつけて生活していますか?
藤原さん:2メートル間隔をあけるよう気をつけています。
手洗い、マスクをするようにしています。
皇后さま:コロナのことは皆さん心配でいらっしゃいますか?
藤原さん:はい。
家族やグループで出ると非常に心配です。
早く終息して、家族で肌をすりあわせるような生活ができるといいと思っているんですが、なかなか許されず、大変残念です。
皇后さま:3~5月にかけて活動を休止された間は、やはり皆さん大変寂しくされたのですか?
藤原さん:はい。
会えないのは寂しかったです。
月1回はがきを出して交流していました。
何と言いますか、コロナが早く去ってほしいと思います。
宮内庁総務課長(以下課長):撮影のためにカメラが入ります。
しばしお待ちを。
藤原さん:こちらは本日当番の山田マチエさんです。
山田さん:山田マチエです。
当番は早めに来て、会場の準備をします。
受付で、検温や名簿に記録します。
終了したら、使用した用具と接触した箇所を消毒して後片付けをします。
陛下:いろいろと大変じゃないですか?
山田さん:みんなで協力してやっているので、さほどではありません。
音楽聴きながら体操を続けてきました。
行政の介護予防事業に積極的に参加しました。
5年前から参加して、体力年齢は若くなりました。
山田さん:皆体力が若くて元気です。
楽しく健康作りに励んでいきたい
皇后さま:よろしいですね。
山田さん:はい、幸せです。
陛下:皆さんと体操するのがいちばん楽しい時間でしょうか?
山田さん:待ち遠しいです。
火曜日にここに来ると元気が出ます。
すごく楽しみです。
皇后さま:皆さん、仲がよろしいですね。
山田さん:はい、すごく仲がいいです。
陛下:皆さん、近くにお住まいでしょうか。
山田さん:町内ですが、距離がある方もいます。
私は近い方です。
皇后さま:どうやって通われているんですか?
山田さん:車を動かせる方は車で。
免許を持っていない方は、車に便乗したり、助け合っています。
課長:次の参加者を紹介します。
藤原さん:最高齢の93歳の和田光夫さんです。
和田さん:和田光夫93歳でございます。
歳のせいで耳が少々遠くなりまして、大変不自由しております。
ご迷惑をかけていることもあろうと思います。
88歳の時にお誘いを受け、5年過ぎました。
15分安全運転で本日も会場に到着しました。
会員が笑顔で朝のあいさつを交わし、先ほどの体操を声高らかにすることで、体力向上に努めています。
体力が続く限り、会に出席して、少しでも長生きしようと思っています。
陛下:楽しそうに体操に参加される姿を拝見してうれしく感じました。
体操されていかがですか?ご感想は?
和田さん:体が軽くなりまして、体を動かすのもあまり気にならないです。
皇后さま:とてもお元気そうでいらっしゃいますね。
和田さん:おかげさまで、元気に過ごすことができて、うれしく思います。
皇后さま:お元気そうで、とてもお若く見えますね。
陛下:健康を保つ秘訣は何ですか?
和田さん:やはり運動すること、食事に気をつけること、継続は力なりといいますが、継続することは大切だと思います。
藤原さん:森百合子さんです。
森さん:私は10日に誕生日を迎え81歳になりました。
普段は一人暮らしで、ここに来て皆さんと体操するのが生きがいです。
5年間風邪もひかずに過ごすことができた。
これからも元気で過ごしたいです。
陛下:お元気そうでうれしく思います。
皇后さま:お誕生日おめでとうございます。
良かったですね。
お元気にお誕生日を迎えられて。
陛下:健康の秘訣は?
森さん:自分の範囲でできる体操をやって、毎日30~40分歩いております。
日本赤十字のボランティアのグループに入っております。
きょうも清川町内をめぐる広報車に乗って参りました。
学童の交通指導、車の交通運動に参加しています。
陛下:子供の見守り活動ですね。
とても大切な活動ですね。
皇后さま:赤十字のボランティアはどのようなことをされているのですか?
陛下:7月豪雨の時は本当に大変だったんではないですか?
森さん:一人暮らしはとくに怖いです。
皇后さま:清川町でもだいぶ雨が強かったんですか?
森さん:そうですね。
皇后さま:大変でしたね。
陛下:きょうは本当にありがとうございました。
総務課長:それでは皆さん一言どうぞ。
藤原さん。
藤原さん:本日は私たちはつらつ清川の活動をご覧いただき誠にありがとうございました。
陛下:このような形でお会いして、活動をモニターで見させてくれてありがとうございました。
新型コロナウイルス感染症が拡大していますし、これから寒さも厳しくなってきますので、皆さんくれぐれも体に気をつけてお過ごしください。
皇后さま:「ふるさとおおの」の歌とてもいい歌でした。
体操もとても体によさそうで、一緒に試してみたら良かったかしらと思いました。
■渋谷区シルバー人材センター
課長:新倉さん、聞こえますか?
新倉センター会長:ビデオで椅子の座面張り替えを行っていた芹澤さんです。
皇后さま:こんにちは。
芹澤さん:私は家具を新しい方に長く使っていただくために作業をすることを楽しみにしています。
陛下:先ほどビデオで作業を見せていただきました。
いかがですか?作業されて?
皇后さま:どんなところが難しい?
芹澤さん:どういう風に組み立てているかを考えていくのが楽しいです。
陛下:今までこのような作業をされたこと、なかったと思います。
どのようにそのような技能は身につけていらっしゃったんですか?
芹澤さん:ひとつひとつ教えていただき、相談したり、いい方法を考えたり、インターネットで検索して調べることもあります。
皇后さま:どのようなことで家具のリフォームに関心を持たれたのですか?
芹澤さん:物作りは元来好きで、この年齢になって新しいことを始めたいと思いました。
一から教えていただくことでますます楽しい仕事になった。
皇后さま:家具が見違えるようにきれいになったときの喜びは大きいのではないでしょうか。
芹澤さん:どんな人が使うのか大きな楽しみです。
陛下:お客様とのコミュニケーションは取っておられるのですか?
芹澤さん:こういう方が使ってくれるのかと想像することが楽しみです。
皇后さま:作業はいつも椅子の修理張り替えですか?
芹澤さん:大きな家具は力が及びません。
身近な動かせる家具を担当していることが多いです。
皇后さま:椅子以外も?
芹澤さん:先日はかなり古いテーブルを担当しました。
古さのイメージを残し、どこまで修復するか考えながら作業をすることはとてもうれしいことでした。
渡貫さん:工作班班長渡貫裕と申します。
前職で木工はまったく行っていません。
ここに来て初めてです。
10年になります。
大変技術を持った方から教えていただいたのが参考になりました。
それまで使っていた人の感情、デザインした人の気持ちを大切にして、次に使う人の、満足感を得られるような修理を心がけています。
陛下:こちらで初めて木工にたずさわったと、始められた動機や印象はいかがですか?
渡貫さん:私も物作りが好きで、木工はプライベートで多少していました。
ここで家具の再生をしていると聞いて、申し込みました。
皇后さま:普段は作業でいろいろなことをされるんですか?きょうは色あわせ(色の補修)を見ましたが。
渡貫さん:はい。
戻ってきた家具にはいろいろな不具合があります。
例えばドアならドア、パネルが傷ついていればパネル。
やすりをかけたり作業をいろいろします。
陛下:やはり作業をする上で、いちばん気をつけておられることは?
渡貫さん:刃物を使う機会が多いのでけがをしないことです。
あと家具をデザインした気持ちを考えたいです。
それと次に使う人が不自由なく安全に使えるよう気を遣っています。
皇后さま:いちばん作業で楽しいところ、やりがいは?逆に大変なところは?
渡貫さん:いろいろな作業をします。
自分自身いろいろ考えて作業をします。
経験することでスキルが上がる喜びがあります。
ユーザーがそれを感じてくれればと思います。
皇后さま:展示されていた家具はどれもとてもきれいでしたね。
渡貫さん:新品ではないので、次に違和感なく使えるようにしています。
陛下:新型コロナの感染症が拡大しています。
お仕事にも影響出ているのでしょうか?
渡貫さん:どうしても、閉空間になります。
空気をいかに換気するか、なかなか思ったようには換気といのも難しいです。
皇后さま:普段は何名で作業を?
渡貫さん:多くて3人4人で作業しています。
皇后さま:週何回ですか?
渡貫さん:私は週3回です。
陛下:ありがとう。
内山さん:内山茂久です。
私は65歳で一般企業を退職し、今年で7年目になります。
陛下:シルバー人材センターに来られたきっかけは?
内山さん:渋谷区ニュースを見て、何かやらないと体がなまってしまうので応募しました。
皇后さま:普段はどのようなお仕事をされて?
内山さん:私は事務班で、基本的に販売や展示です。
皇后さま:展示の紹介ありがとうございました。
とてもきれいで、見るのを楽しませていただきました。
陛下:いろんな種類の家具があるんですね?
内山さん:ソファ椅子テーブルいろいろ置いています。
皇后さま:月にいくらぐらいの家具が持ち込まれるのですか?
内山さん:回収でだいたい60です
皇后さま:販売されるのは?
内山さん:販売が月に30から40ぐらいです。
陛下:新型コロナウイルスの影響はありますか?持ち込まれる数や販売の数には影響がありますか?
内山さん:回収に行くときに自宅にお伺いしますが、気になるところがある。
土足で上がれないので、スリッパを用意したり、手袋を用意する。
皇后さま:お客様の数はいかが?
内山さん:だいたい月200人ぐらいです。
皇后さま:コロナの影響で一時減ったと思われますが?
内山さん:4~5月がコロナウイルスでお休みした。
6月から再開しました。
この2ヵ月間は如実の影響があった。
9月は売り上げが落ちました。
陛下:仕事されて生きがいやりがいを感じられるときは?
内山さん:前職はサラリーマンをして仕事はパーツパーツしか分からなかったんです。
ここは規模は小さいが、全体の流れが分かって面白いです。
皇后さま:1つの家具をリフォームするのに平均してどれくらいかかるのですか?
内山さん:だいたい3日かかります。
皇后さま:どうもありがとう。
陛下:どうもありがとう。
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