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久保研究室 - 人と環境にやさしいネットワーク社会の実現と制御システム

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慶應義塾大学理工学部 電子工学科 久保亮吾研究室では、インフラサービスの観点から人と環境にやさしい社会の実現を目指しています。
研究室では対象を自由自在に操作するための制御工学と複数の対象をネットワークで繋ぐ情報通信工学の学問領域で研究が行われています。


Q 「システムが高機能化されていくと、豊かな生活として、今まで実現できなかったようなサービス、例えば電力のサービスであったり、情報通信のサービスが実現できるようになります。それに加えてただ豊かになるだけでなく、持続可能な社会でなければならないので消費エネルギーを削減し、かつ豊かな様々なサービスができるような社会を実現できると考えています。」


異なる学問を研究して見えてくる将来のネットワーク化社会。
制御工学と情報通信工学を融合する事で研究室では2つの新たな技術の研究開発を行っています。


Q 「一つはネットワークを介してモーター等のアクチュエーター機器を制御する研究に取り組んでいます。これを実現する為にまずネットワーク側で遅延を少なくする、あるいはパケットロスを少なくすると言った情報通信側でのやるべき事と、制御側で遅延があっても高精度に制御ができる、安定した制御ができる事を実現する必要があります。」


Q 「もう一つ行っているのがネットワークの省エネの研究です。
具体的な技術としては、スリープモードを使って、ネットワークの機器のトラフィックがない状態の時にはスリープにさせて省エネを図る技術です。ただトラフィックは常に流れているので上手くスケジューリングをしてスリープをしていく、その為にどのような手法が必要なのかという事を主に制御工学の観点から検討しています。」


Q 「当研究室ではそれらを融合して、ネットワーク側で遅延やパケットロスを小さくし、さらにそれでは取り除けない部分は制御側で補償すると言うような両面からのアプローチを取っています。」


日々進化していくネットワークの世界。
ネットワークを効率よく制御する事によって様々なサービスの提案、さらに消費エネルギーを削減することによって持続可能でかつ豊かな社会の実現が見えてきます。

久保研究室では制御工学と情報通信工学の2つの技術を研究し
様々な機関や学会と連携して世界に貢献していきます。


Q 「私共は得にシステムの研究をしています。システムの研究と言うのはもちろん努力をして日夜ずっと研究、勉強をし続ける事が重要ですが、それだけではなくてシステムは社会で使われるもの、誰かがサービスを喜受するものなので、どうやって使われるか意識しないといけないと考えています。従って自分が作るシステムがどのように社会に役立つのか、今何が必要をされているのか、将来どのように必要とされる可能性があるのかを考えて研究しなければいけないと考えています。」
Category
教育 - Education
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