中国新車販売好調の背景に“リベンジ消費”？（2020年8月11日）

中国の７月の新車販売台数は前年比16.4％増の211万2,000台でした。
新車販売台数が前年実績を上回ったのは４ヵ月連続。
新型コロナウイルスが直撃した春から著しい回復がみられます。
好調の要因は政府が進めるインフラ投資で高まったトラックなどの需要、そして購入補助金の拡充を始めとする支援策などが貢献したとみられます。
ただ７月までの累計では前年比12.7％減と厳しい状況には変わりありません。
こうした中「絶好調」なのがトヨタです。
７月の新車販売台数が前年比19.1％増のトヨタは１月からの累計でも1.1％増と中国市場でいち早く去年の水準に戻しました。
先行きが不透明でもトヨタ車は値崩れしにくい資産としても注目されているため販売台数が伸びているとの指摘もあります。
一方、春以降の自動車販売を支えていたのが、新型コロナの感染拡大の時期に買い控えた消費者の需要や、消費を抑えた反動で購入する「リベンジ消費」です。
しかしすでにこの「リベンジ消費」は落ち着き始めている模様です。
中国の自動車業界団体は、政府に対し、自動車の購入を促進する政策を更に強化するよう訴えています。
#中国#新車#トヨタ#新型コロナ#リベンジ消費

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