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中国レアアース技術禁輸 米中“貿易紛争で応酬【モーサテ】(2023年12月22日)

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ハイテク技術を巡る米中の貿易紛争がヒートアップしています。21日はレアアースや半導体、EVを巡り、両国の応酬が相次ぎました。中国の商務省はレアアースを加工する技術の輸出を禁止すると発表しました。禁輸対象には、EV=電気自動車などに使われる高性能磁石の製造技術も含まれます。中国はレアアースの加工技術で世界の市場を独占しているため、今回の禁輸措置でレアアース産業の育成を急ぐアメリカをけん制した形です。一方アメリカの商務省は21日、中国製の「レガシー半導体」がアメリカの重要産業でどれほど使われているか2024年1月から調査すると発表しました。「レガシー半導体」は先端ではない旧世代の半導体で、商務省は、中国製が補助金で不当に安く売られている疑いや安全保障に与えるリスクについて調査し、中国に頼らない半導体供給網の構築に役立てるとしています。また、ウォール・ストリート・ジャーナルは21日、バイデン政権が中国製のEVやEV用のバッテリーに対し、関税の引き上げを検討していると報じました。いずれも中国企業が世界で高い市場シェアを占める製品です。ここでも中国の安い輸入品からアメリカの国内産業を保護するほか、2024年の大統領選を前に中国に対する強硬姿勢をアピールする狙いがあるとみられます。

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