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世耕氏がキックバック復活関与否定 参院政倫審に出席(2024年3月14日)

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自民党派閥のパーティーをめぐる政治資金事件について、参議院でも政治倫理審査会が開かれ、現在、安倍派の参議院側の幹部だった世耕前参院幹事長が、キックバックの経緯などについて説明しています。国会記者会館から篠原官邸キャップに伝えてもらいます。
篠原記者:
世耕氏は、政倫審のなかで、安倍派のパーティー券のノルマを超えた分のキックバックは、少なくとも十数年前から始まっていたとの認識を示しました。
世耕前参院幹事長「いつ始まったか、本当に分かりません。何年前と言えればいいが、少なくとも十数年前には始まっていたと思う。」
世耕氏は当時、自らは安倍派の参議院側の代表であり、会計などの安倍派全体の運営には関与していなかったと主張しました。世耕氏をめぐっては、2022年4月に安倍元総理がいったんキックバックの中止を提案した会合や、安倍元総理の死去後の8月にキックバックの復活を議論した会合の双方に出席したとされています。しかし、世耕氏は、「私が出席している場でキックバックが決まったり、私が了承したことは一切ない。安倍さんの残した(中止の)指示だから守るべきだと明確に主張した」としてキックバック復活決定への関与を強く否定しました。また、参院選の年に、選挙を迎える参院議員に安倍派が全額キックバックしていた件については、「いつからあったのか、誰が決めたのかも分からない」と述べて、自身の関与も否定しました。午後の西田昌司議員や橋本聖子議員の政倫審で新たな事実が出るかに注目が集まっています。

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