イスラエル軍は、イスラム教シーア派組織ヒズボラへの攻勢を強め、レバノン南部の住民に退避を求めるなど、地上侵攻が拡大する恐れが高まっています。レバノンの当局者は4日、イスラエル軍が首都ベイルートの空港周辺を空爆したと発表しました。イスラエル軍はヒズボラの兵器製造拠点などを攻撃していて、AFP通信は、空港に近いヒズボラの倉庫が標的になったと伝えています。また、イスラエル軍は3日の声明で、急きょ招集した部隊がレバノン南部で戦闘を始めたと明らかにしました。ハレビ参謀総長は、「国境近くのテロ拠点を破壊し、いかなる者であれ排除する」と対決する姿勢を鮮明にしています。イスラエル軍は、レバノン南部にある20以上の集落の住民に退避するよう求めていて、地上侵攻の範囲が拡大する恐れが高まっています。
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