ベラルーシのルカシェンコ大統領は27日、武装反乱を起こしたロシアの民間軍事会社、ワグネルの創設者、プリゴジン氏が空路でベラルーシに到着したと述べました。プリゴジン氏はロシア国内で武装反乱を起こした後に消息が途絶えていましたが、3日ぶりに所在が判明したことになります。ベラルーシ国内ではすでに、ワグネルの戦闘員の宿営地の建設が進んでいて、ワグネルの活動が今後ベラルーシに広がる可能性もあります。タス通信などによりますと、27日までに、ロシア各地では、ワグネルが、反乱を受けて一時停止していた戦闘員の募集を再開したということです。こうした中、プーチン大統領は27日、モスクワのクレムリンで軍や治安機関2,500人以上を前に演説し、「諸君は祖国を動乱から救い、実際に内戦を阻止した」とねぎらいました。軍と治安機関を掌握していることを誇示し、国内の動揺を抑える狙いがあると見られます。
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