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パリ同時テロ 実行犯に終身刑(2022年6月30日)

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130人が死亡した2015年のパリ同時多発テロでパリの裁判所は29日、実行犯のうち唯一の生存者とされ、テロ殺人罪などに問われたサラ・アブデスラム被告に対し、検察側の求刑通り、仮釈放なしの終身刑を言い渡しました。死刑制度を廃止したフランスでは最高刑に相当します。アブデスラム被告は、車で他の実行犯を犯行現場に運ぶ役割を担い、その後、カフェで自爆する予定でしたが、「人道的な思いから自爆をやめようと考えた」と主張しました。しかし、裁判所は、判決理由について「被告の着けていた自爆ベルトは故障していた。自らの意志で自爆を断念したという被告の主張には重大な疑問が残る」と指摘した上で、「被告がテロ行為の共犯者だと認定した」と説明しました。同時多発テロの実行犯10人のうち9人は死亡。過激派組織「イスラム国」が犯行を認める声明を出していました。公判は2021年9月に始まり、およそ10ヵ月に及びました。実行犯のほか、武器や資金供給、爆発物の製造などに関わった被告19人に禁錮2年から終身刑が言い渡されました。

#パリ同時多発テロ #イスラム国

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